NEXT TECHとは

マーケティング用語

NEXT TECHとはなんでしょうか。コトラーの最新著『Marketing5.0』(日本語訳は今後発売予定)
でも言及されている単語ですが、テクノロジーは日進月歩で、メディアやツール、表現方法などもそれを取り入れて日々進化しています。テクノロジーを活用した差別化がこれからのマーケティングの鍵を握っているといっても過言ではありません。今回は、これからのマーケティングにおいて、積極的に取り入れていきたいテクノロジーについて紹介していきます。

いま注目を浴びるメディアとは

動画メディアや音声メディアを取り入れて時代に即したマーケティングを実現する

最近の顧客は文字ではなく、動画や音声で情報収集する傾向にあります。テキストメディアの多くが低調ななか人々がYouTubeに費やす時間は大きく伸びています。動画は伝えられる情報量が多いため企業にとってもチャンスです。ぜひ積極的に取り入れていきましょう。

また音声SNS「Clubhouse」が一時的にブームとなったように、音声メディアの可能性も大きな注目を集めています。インターネットラジオ「radiko」の利用者数が2020年3月以降急増していることからも音声の重要性が高まっていることがうかがえます。

現在もメディアによる顧客の可処分時間の奪い合いが激しく繰り広げられていますが、音声は目を使う必要がなく家事や移動、運動をしながら手軽に聞くことができるため、ながら聴きというアプローチにより顧客の可処分時間を拡張したとも言えます。プラットフォームも多様化していますので、ぜひ音声にも取り組んでみましょう。

AIを活用したマーケティングとは

最適なタイミングで最適なアプローチを効率的に実現する

近年マーケティングオートメーションツールを導入する企業が増えていますが、AIを活用するとその精度や効率を向上させることができます。たとえば顧客データの分析やスコアリングには膨大な作業を要しますが、AIはロイヤル顧客になりそうな人や解約しそうな人などを自動で予測して先回りしたアプローチを行ってくれるため、リピート率の向上や解約防止につながります。さらに、処理を繰り返す過程で学習を続けるため、どんどんその精度を高めていくことができます。

【マーケティング5.0】マーケティングオートメーションのための人工知能活用

AR、VRを活用したマーケティングとは 

時間的・物理的制約にとらわれない高品質な体験を実現する

顧客は商品そのものの機能性だけでなく、購入における体験や獲得できる価値を重視するようになっています。ARやVRを取り入れると既成概念にとらわれない独創的な体験を設計できるため、上手に活用できると強力な差別化要素になります。たとえば通販ビジネスでARを活用すれば顧客は自宅で試着体験ができます。購入前の不安を払拭できるだけでなく、サービスの設計次第でエンターテイメント性を付加することもできるため、売上拡大や顧客エンゲージメントの向上につながるでしょう。

テクノロジーの進歩は日々新たな可能性を生み出しています。ここで紹介した技術はNEXT TECHのごく一部です。自社のビジネスや顧客のペルソナに応じ、適したテクノロジーを見極めて積極的に取り入れていきましょう。

【マーケティング5.0】AR・VR仮想および拡張現実マーケティングとは

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