コトラー『マーケティング5.0』まとめ 第2回 テクノロジーと人間の掛け算 共著者が解説

2021/02/11 10:00:00 / by 5A LS 編集部

『コトラーのマーケティングX.0』の最新書(英語版)が2021年2月に発売されました
トランスコスモスでは、本書の共著者であるイワン・セティアワン氏のWebセミナーを2020年12月に開催。『マーケティング5.0』の内容について、先取りして語っていただきました。

本記事では、セミナー内容を4回に分けてまとめています。書籍『マーケティング5.0(Marketing 5.0 / Philip Kotler)』の内容についていちはやくチェックできますので、ぜひご参考ください。

本記事では第2回「マーケティング5.0を実現するためのテクノロジーと人間の関係」について紹介いたします。

マーケティング5.0はテクノロジーと人間の掛け算

マーケティング5.0において、テクノロジーと人間の共存の必要性をイワン氏は訴えています。機械は完璧ではありませんし、人間も完璧ではありません。機械はデータを効果的に処理し、情報を抽出し、パターンを作ることが得意です。人間は洞察力があり、機械が持っていない視点を持つことができます。機械は集中的で構造的な考え方が得意であるのに対し、人は多角的な考え方や常識にとらわれない考え方を持っています。これらの特徴を最大限に活かし合うこと、機械と人間が協力することによりすばらしい革新が生まれます。

機械の得意な領域
データを効率的に処理、パターン化が得意
特定のアルゴリズムに沿ったロジカルな考え方
機械はプログラムできるものを速いスピードで、大規模で行うことが可能

人間の得意な領域
洞察力があり機械が持てない視点を持てる
他者の共感を呼ぶ結びつきを構築できる
文脈を理解することが必要なタスクや、単純な常識推察に対し柔軟に対応

マーケティング5.0は、顧客体験と次世代テクノロジーの掛け算ととらえられます。

マーケティング5.0における5Aカスタマーパスとは

新たな顧客体験(CX)を、5Aのカスタマーパスと定義します。

『マーケティング4.0』では、顧客が購入に至るまでに5Aの進路をたどると論じてきました。それは、認知(aware)からはじまり、特定のブランドやサービスに対する顧客の興味を駆り立て(appeal)、市場におけるブランドや選択肢に関してさらに調べ質問をし(ask)、どの商品を購入するか決定する(act)。最終的に、購入したもの、使用したもの、選んだものに満足したら、この商品やサービス・ブランドを家族や友人、同僚に推奨する(advocate)、というものでした。

この5Aカスタマージャーニーは、マーケティング5.0の時代においても重要です。次世代テクノロジーを利用することにより、5Aカスタマージャーニーをベースとした顧客体験をさらに増幅させることができるのです。

マーケティング4.0 4Aから5Aでカスタマージャーニーはどう変わったのか?

上記の記事では、マーケティング4.0の世界にテクノロジーの進化が加わったマーケティング5.0の世界の概要を紹介しています。

第3回では「新たな顧客体験を向上させるためのテクノロジー」についてご紹介いたします。引き続きご覧ください。

Iwan-Setiawanイワン・セティアワン氏
Markplus CEO

ノースウェスタン大学の経営大学院であるケロッグ経営学院にてMBAを取得。卒業後15年間、100社以上にマーケティング戦略策定を経験。インドネシアのMarkplus社 CEOとして、フィリップ・コトラーおよびMarkplus社 会長であるヘルマワン・カルタジャヤ氏と共に、『コトラーのマーケティング3.0』 と『コトラーのマーケティング 4.0』を共著し、その著書は現在27ヵ国23の言語に翻訳されている。2021年2月に最新書かつ最終書『マーケティング5.0』が発売予定。


 

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Tags: 5A Loyalty Suite, インタビュー, マーケティング5.0, イワン・セティアワン

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